フローラン ヴェーグ氏と再製工程
青鶴茶舗のフローラン店長が来店です。
5月 高麗神社でのイベントへの出店をお願いしたとき、新茶の再製を依頼されました。届けられたのは本山 梅ヶ島産の「やぶきた」と在来種の荒茶二種類・・・
【やぶきた火入れ】
梅ヶ島の在来種には興味深々・・・ 先週末、彼の立会いの下 仕上げに取りかかりました。ほいろによる「やぶきた」火入れ中の画像です。
【在来種の仕上げ】
梅ヶ島は狭山以上に新茶の遅い山間の茶産地。この在来は品種の実生ではなく本物の在来=「ビンカ種」との事。「 ところ変われば品かわる 」どおり、狭山ものよりずっと柔らかい印象の荒茶です。篩分けられた出物をチェック中のフローラン。
【完成】
火入れは「水分をとばす程度」という希望により「やぶきた」で20分間、在来種は10分未満・・・ 狭山物の半分未満の処理時間です。それでも「やぶきた」には ほんのりと甘い火入れ香が感じられ、在来種も渋味が和らいだ印象・・・「本山茶は火が入りやすい」と仄聞していたけれど、これほどまでだとは!
狭山茶専門店 備前屋 清水敬一郎