「ゆめわかば」手摘み
リベンジが果たせたかな・・・ ?
新植後4回目の収穫・・・ 今年こそは! と力んでいます。
【ゆめわかば園】
女性の背丈ほどにも成長した「ゆめわかば」・・・ 初摘みから雨をはさんで3日後 手摘みの順番が巡ってきました。そのメルヘンティックなネーミングとは裏腹に生命力に満ち溢れた品種です。
【萎凋工程】
新植してから4回目の摘採ながら過去3年間 会心作に程遠い品種なのです。葉肉が厚く軸が硬い特徴に配慮し、今回は「やぶきた」の3倍以上の日光萎凋を施しました。
【萎凋葉】
二葉目の周囲に褐変が発生しましたが、さすがに良く萎れています。
【粗揉工程】
蒸し度も前年の50%増し・・・ 手摘みとはいえ、お嬢様扱いする必要のない品種に思われます。
【ゆめわかば荒茶】
棒皮が剥け、飴色の軸が目立ちます。一方で葉の部分がキチンと残っており、強い蒸しに耐えられることが証明されました。一番の課題だった口中に残る苦渋味も気にならず、肝心の香気はフワッと広がる華やかさには欠けるものの、鋭く芯のある萎凋香がおしゃれです。じゃじゃ馬娘を ちょっぴり手なずけた気分・・・ 釜炒りではどうなるでしょうか?
狭山茶専門店 備前屋 清水敬一郎