緑茶『白鷺』台湾春茶 Part 2
雨中の手摘み茶から緑茶を製造します。
台湾では緑茶の人気が高まりつつあります・・・ もちろん釜炒り製です。
【萎凋 part 1】
一晩にわたる屋内萎凋で露が切れ 萎れ始めた台茶17号「白鷺」・・・ 久し振りの晴天にもかかわらず日光萎凋を施さない緑茶用生茶葉は茄歴に集められます。
【萎凋 part 2】
さらなる萎凋処理を行うため床一面を使用し生茶葉を極くうすく薄く広げます。
【殺青】
製茶工程は半醗酵茶と全く同じ。ただし殺青中の茶葉手触りが烏龍茶の時と全く違い、狭山品種殺青時とそっくり!・・・ 訊けば 烏龍茶製造時より生茶葉が若いためだそうです。
【乾燥】
揉捻が終了し、乾燥用トレイに載せた茶葉。製造者の林和春氏によると雨中の摘採ゆえ水の香り? があるとの事!
【外観】
白毛がスゴイ・・・ 生茶葉よりも芯が目立つくらい!・・・ これが品種名「白鷺」の由来でしょうか? 摘採時の天候のせいか馥郁とした香気には欠けるものの 味がすばらしい。濃厚で渋味が全くない「甘露」そのもの。未体験の緑茶です。
狭山茶専門店 備前屋 清水敬一郎