台茶17号 『白鷺』台湾春茶 Part 1
台湾春茶の研修にやってきました。
桃園県 長生製茶廠の訪問は5年連続6回目です。
【白鷺 茶園】
首都台北市に隣接する桃園は丘陵地帯にある点も含め狭山との共通点の多い茶産地。ただし 狭山の黒ぼく土に対し、レンガ色の赤土で粘性の高い土壌です。
【白鷺 新芽】
「青心烏龍」の多い高山茶産地に対し「青心ターパン」「金萱」「翠玉」など改良品種が栽培の中心です。比較的新しい「白鷺」は烏龍茶はもちろん紅茶・東方美人といった発酵度の高い製品や緑茶にも向く万能品種ながら、渋味が強く製茶技術が問われる品種だそうです。
【手摘み】
桃園で手摘みを見るのは初めて!
【手摘み Part 2】
高山茶の手摘みでは摘み娘の人差し指につけたカミソリでカットしていたのに対し、こちらでは茶樹の上から両手でむしり取っていました。「青心烏龍」に対し軸が柔らかいのでしょう。
【屋内萎凋】
午過ぎ 雨模様となり、あいにくの手摘み作業となってしまいました・・・ 工場内で屋内萎凋を実施します。
【萎凋開始後の生茶葉】 撮影:4月3日16:25
節間が短く幅広の丸い生茶葉が印象的。
【翌朝の生茶葉】 撮影:4月4日8:53
夜間、気温はさほど上がらないものの露がきれ 萎凋が進んできました。
狭山茶専門店 備前屋 清水敬一郎