『明前 梵浄山翆峰』
希少な中国産の緑茶をいただきました。
心樹庵の米山さんから贈られたもので、産地は貴州省となっていました。
【パッケージ】
中国未体験の私にとって貴州省の茶も『梵浄山翆峰』という名も初体験です。
【外観】
パッケージを開封した瞬間に芳香が立ち昇りました。「特級」とあるだけに芯の部分だけ摘採されたゴージャスなルックス。『黄山毛峰』とよく似た形状・・・ 『黄山』はビッシリとゴールドの白毛に覆われていたのに対し、白毛がライン状に練りこまれた個性的な外観、緑色があざやかな茶葉です。
【茶殻】
五煎目抽出後の茶殻です。外観同様 色が美しく、白毛は認められません。
【水色】
淡いながら緑のかった おしゃれな抽出液。熱湯で淹れたら渋味を感じましたが、淹れ方の目安通り80~90℃の湯を用いたら香味が一変・・・ まるで別物です。煎を重ねるごとに味がくっきりとしてきて、四煎目が最もバランスしており好みでした。茶葉で感じた香気は抽出液ではさほど感じませんでしたが、とにかく味が良い! 広い中国、実に様々な品種があるものですね。そして それと同じだけ製茶法(生茶葉の扱い方法も含めて)のバリエーションが存在するのでしょう。
狭山茶専門店 備前屋 清水敬一郎