新植茶園の秋

秋の気配がただよい、茶園には水霜の季節が訪れました。

「やぶきた」一辺倒だった二反歩ほどの野木園(自然仕立て手摘み専用茶園)は改植が進行中です。

 

【ふくみどり】

改植3年目。蒸し製にも釜炒り製法にも向くオールマイティーで たおやかな萎凋香品種。今年は微醗酵茶にしたけど、来年は白茶にする予定。

 

【みなみさやか】

こちらも3年目。五月に刈り落とししたものの、私の身長(180㎝)以上に成長しています。

 

【みなみさやか2】

アッサム種・中国種・コーカサス種のDNAを持つ生命力旺盛な品種。濃緑色の大きな茶葉をもつ個性派。来年は一釜分の収量が期待されます。

 

【おくむさし】

「さやまみどり」と「やまとみどり」の掛け合わせから誕生した最も狭山茶らしい香味を持つ品種。

 

【おくむさし2】

「みなみさやか」とは真逆で、活着率の優れない品種のようです。近年の厳しい狭山の冬を乗り切ることができるでしょうか?

 

狭山茶専門店 備前屋 清水敬一郎