琥白「ふくみどり」~ Japan Tea Festivalに向けて part3

Single Origin 琥白「ふくみどり」を用意しました。

微醗酵茶『琥白』は5品種、仕上品5~10種類の合組にて製造しています。今イベントでは「むさしかおり」同様、単品物を出展します。

 

再製工程

原材料は5月5日新久産「ふくみどり」釜炒りNo.2 の単品仕上げです。高級品の産地『根通り』でも第一級の地区に茶園を持つ間野善雄氏の茶畑から産出した生茶葉は色が美しい・・・ 釜炒り製にもかかわらず紺が乗った茶葉・・・ もちろん路地物です。

 

外観

はさみ摘みにもかかわらず、白毛=チップが散見され、手摘み同様 見栄えの優れた外観です。軽度の揉捻ながら、茶葉表面の揉み皺が目立ちます・・・ よほど柔らかい生茶葉なのでしょう。

 

茶殻

芯と一葉目の黄色、二葉・三葉目の淡い緑色、下葉の濃い緑・・・ 外観同様、茶殻も美しい。

 

水色

軽い琥白色に 淡い緑色がかった抽出液。台湾製焙茶機を使用し、200分間の火入れを行いました・・・ 最長記録です。濃厚というより繊細な萎凋香・・・ 人によっては「あっさり」した香味に感じるかも・・・ 濃度感のある「むさしかおり」との比較が楽しいかもしれません。今回は定番の『琥白』と併せ3種類を出展しますので、テイスティングでご確認ください。

 

狭山茶専門店 備前屋 清水敬一郎