紫にほふ 釜炒り製「ゆめわかば」
『紫にほふ』は最高品質の萎凋香製品を単品・生一本でつくる、備前屋のプレミアム商品です。
最初に手がけたのは釜炒り製「ゆめわかば」・・・ 今期釜炒り製茶第一号でもあります。
【ゆめわかば手摘み】平成30年4月22日 7:11 撮影
前日が今期初摘みで蒸し製の煎茶に、この日は釜炒り製初日でした。ゆめわかば茶園の南東側には雑木林があるため、林沿いは天然カブセ状態で茶葉の色が美しい! 手摘みを担当した母によると 茶葉の軸が硬く、「やぶきた」よりも骨が折れる品種との事。
【焙煎工程】
台湾製の焙茶機で火入れを行います。葉肉の厚い品種のようで、火入れには100分間を要しました。
【外観】
白毛は少ないながら、原葉が一芯三葉の手摘みのため、よく引き締まった好ましい形状。下葉の緑色が鮮やか・・・ 天然カブセ効果でしょうか。
【水色】
厚い葉肉を考慮し 強めの醗酵処理を行ったためか、濃い色彩の水色です。一煎目には焙煎香を、二煎目以降は本来の萎凋香を感じ、いままでにないタイプの香味に仕上りました。
【茶殻】飴色の軸、一・二葉目の淡い緑、下葉の濃い緑・・・ 様々な彩りの茶葉。そして茶葉縁の変色が醗酵度の高さを物語っています。
狭山茶専門店 備前屋 清水敬一郎