雑木林の赤い絨毯 ~ 巾着田 曼珠沙華
高麗郷巾着田の曼珠沙華が見ごろを迎え、先週末より恒例の「曼珠沙華まつり」が開催されています。
巾着田はその名のとおり、高麗川が緩やかに弧を描く地で、清流沿いに曼珠沙華の群生地があり、その数は500万本と言われています。
この群生地の特徴は川沿いの雑木林の中にあること。
残暑の強烈な日差しを浴びた曼珠沙華は暑苦しいけれども、木洩れ日に照らし出された花々は趣きがあります。
まるでスポットライトを浴びたように浮かび上がる花達。微妙な濃淡や様々な色合いが判りやすい。
木々の間に敷き詰められた赤い絨毯のよう。
台風一過。ヒグラシの蝉時雨が降り注ぐ中、夏と秋のはざまで赤い花が燃えているかのよう。群生地は上流から下流にかけて見ごろが移って行きます。撮影地は最上流の早場所地点で、まだ満開前でした。しばらく盛りが続きます。
明日、天皇・皇后 両陛下をお迎えします。予報では曇り時々晴れと、まずまずのようです。願わくば、ぜひ木洩れ日の色鮮やかな情景をご覧いただきたいものです。
狭山茶専門店 備前屋 清水敬一郎