夏本番
梅雨明け宣言、終業式、かみなり、夕立、せみしぐれ・・・ 全てがそろい、武蔵野は夏本番。長期予報通りの暑い夏を迎えています。
問題は水。確かに新茶前の4月からまとまった降雨がなく、春芽を通じて雨天は1日だけでした。しかも 空梅雨の今年、水がめは大丈夫でしょうか?
「もみじ」といえば秋、紅葉の季節を思い浮かべるけれども、緑色の葉も また良し。強烈な日差しをさえぎり、静かに さゆれながら木漏れ日を演出。ひととき 涼感をもたらします。
幼木なので それとは判らないけれど、この鮮やかな花色は百日紅でしょうか? 暑い時季にひときわ目立つ花の色。茶の花のように尺があり、密集した黄色の雄しべ。夏の花だけあって、生命力にあふれています。
日暮のおそい今の季節、夕焼けも見応えあります。夕焼けは地平線下の太陽が上空の雲を照らす現象で、波長の長い 赤い光が西空を染め上げます。夏は日の入り角度が浅く、薄明時間が長いので、ゆっくりと楽しむことができます。夕焼けの主役はあくまでも雲。どんな雲が西空にあるかで、雰囲気が変わります。夏の雲は表情が豊かで、情緒たっぷり。太平洋高気圧に覆われるこれからの時期、しばらく楽しむ事ができます。そして その後に続く星空もお忘れなく。
狭山茶専門店 備前屋 清水敬一郎