野木園手摘み茶
「八十八夜の別れ霜」の言葉どおり、季節は初夏。遅れ気味の新茶がいよいよ本格化します。
備前屋の自然仕立て茶園「野木園」の手摘みが始まりました。
初日に取り組むのは「ゆめわかば」。「萎凋香が素晴らしい」との評判を聴き、「やぶきた」から改植して5年目の若木です。
一昨年の初摘採で『日本茶AWARD2015』で受賞。噂に違わず、萎凋香性能に優れた狭山品種です。
まだ赤紫の耐寒色をした親葉が目につきます。南東側にある雑木林の影響で木洩れ日を浴びた新芽が出迎えます。
茶摘み籠・腰掛・はかり、そしてお馴染みの摘み娘さん達。
気温20℃ 微風 そして五月の気持ちよい青空、絶好の手摘み日和です。
ゴールデンウィーク中ということで、可愛らしい摘み娘さん達が応援に駆けつけてくれました。
日よけの帽子、首に巻いた手ぬぐい、かわいいかご・・・ 完璧な茶摘みの装いです。
午前10時、第一回目の計量作業。
回収した生茶葉は備前屋へ運び、萎凋作業に取りかかります。
早速、日光萎凋開始。
好天でしかも微風。絶好の萎凋日和でもあります。
萎凋開始から一時間が経過。少しづつ萎れてきました。
香り高い「ゆめわかば」の荒茶が期待できます。
狭山茶専門店 備前屋 清水敬一郎