焙茶機 ~ 和紙の交換
微醗酵茶の火入れに使用している和紙を交換しました
前回が令和4年9月、一年半振りの作業でした・・・
【切り抜き】
前々回は一年で交換していたので、今回は長持ちしました。手漉き和紙に変更したのが奏功しているのかもしれません。使用頻度はかなり上がっていますから・・・
【切り抜き Part2】
焙茶機の直径は約60cm、火入れ機の形状に合わせて円形に切り抜きます。
【新旧和紙の比較】
左が一昨年のもの・・・ 熱と茶渋ですっかり変色し、繊維の目に沿って亀裂が走っています。しっかりと微醗酵茶を受け止め、均一に火入れが行えるよう、役割を果たしてくれました。
【交換終了】
従来の火入れデータが生かせるよう、前回と同じ厚さの和紙を使用しています。火入れ機のニクロム線は一度交換したものの、籠本体に不具合はありません。微醗酵茶の売り上げは年々拡大しており、火入れに費やす時間も着実に増大しています。半醗酵茶も煎茶同様、火入れによって味と香気が活性化し、確実に内質が向上します。半醗酵茶の最終仕上げ工程では、次年度以降もこの焙茶器に大いに活躍してもらわねばなりません。
狭山茶専門店 備前屋 清水敬一郎