「東方美人茶評鑑比賽 貳等奨」と記載された封印の茶筒･･･ 開封の日です。 

四月、長生製茶廠 林文経先生より土産に頂戴した「東方美人」は東方美人茶品評会の入賞茶でした。

 

【封印】

もちろん今年度製のものではありません。それにしても現地でも高価な茶であり、しかも品評会に出品され、ましてや入賞した貴重品をいただけるとは･･･ !!

 

【外観】

夏芽の製造も一段落の今、いよいよ開封のとき･･･ いつもながら、芯芽の多さに圧倒される外観が目に飛び込みます。よく観ると黄色味を帯びた白毛が目につきます。ウンカに加害された部分でしょうか？　入賞茶ということは品種は「青心ターパン」？

 

【水色】

濃い琥珀色の水色。萎凋香を凝縮したような抽出液。甘い蜜香が口中に広がります。この萎凋香に憧れて台湾に行ったんだよな･･･ 8年前の六月下旬でした。

 

【茶殻】

ちょうど来店した紅茶好きの友人に振舞ったら、「知らない香りが沢山いる！」とビックリするやら喜ぶやら･･･ やはり、ダージリンと東方美人は別格だそうです。

 

狭山茶専門店 備前屋　清水敬一郎