波佐見焼の里(長崎研修Part4)

長崎県の「焼物」といえば波佐見焼。有田焼と並んで伊万里焼と称される歴史ある磁器です。せっかく長崎まで来たのだから「ぜひ波佐見焼の窯を訪ねたい!」との念願が叶いました。

 

【波佐見焼の町並み】急な坂道の両側に窯元が並んでおり、この日は波佐見焼のお祭りの日。多くの買い物客でにぎわっていました。

 

【波佐見町中尾郷】

研修終了後、一路窯元を目指します。たどり着いた波佐見町中尾郷は彼杵茶産地の近くでした。街の中心を流れる川に沿って主要道路が続いており、舗道と川を隔てる柵にはタイルで装飾が・・・「 磁器の里」にやって来たという期待感が高まります。

 

【陶房青の吉村社長】

是が非にでも と願っていた窯元を訪問しました。釜炒りを始めてから手に入れ、ずっと愛用している茶器、横手の白磁急須と「茶海」代わりの片口2点が偶然にも「青」の銘があり、調べてみると「陶房青」という窯元で製作された器でした。幸いにも、代表の吉村 聖吾氏にお会いすることができました。

 

【白磁横手急須】

左が今回購入したもの、右は5年間愛用したもので、「にゅう」が入ってしまいました。蓋が大きく、茶殻空けが容易な事。茶漉し側の蓋と密着する部分の面積が広く、注ぐとき 液漏れしづらい事。容量が100ml+α で試飲用に最適なサイズである事。宝瓶のように 私の掌にスッポリと入り、持ちやすく、操作が容易な事 etc.・・・ この上なく 使いやすい道具でした。仕入れ先に問い合わせるも 「在庫なし」 のつれない回答で、諦めてかけていたところでの長崎研修でした。香気を楽しむ醗酵系の茶には、なんといっても磁器製の茶器がふさわしい!