「ゆめわかば」はさみ摘み

狭山品種の萎凋香が勢ぞろいの一年となりました。

晩秋・・・ 狭山茶の熟成が極まり萎凋香の発揚がピ-クを迎えています。今年度は取引先 生産家の熱意により、様々な品種の萎凋香が楽しめるようになりました。

 

【もみじ】 店庭の もみじの色づきが遅れています。予報通り暖冬なのでしょうか。

 

【ゆめわかば摘採】

平成30年5月14日 入間市新久にある市川喜代治氏の新植茶園の摘採風景。「やぶきた」より改植してから初めての収穫です。摘採された生茶葉の一部は微醗酵茶になりました。蒸し製の荒茶を本日再製しました。

 

【仕上り外観】

若木ゆえ、暴れた印象。紺に染まった軸より葉の部分が目立つ外観。葉肉が厚い品種に思われます。

 

【水色】

黄ばんだ緑色の水色を見る限り 抽出液の色で競う品種ではなさそう。市川氏は萎凋処理にも長けており、日光萎凋の成果が表れた抽出液・・・ 厚みのある個性的な萎凋香を感じます。おとなしめな「やぶきた」萎凋味と組み合わせるには最適に思われます。今回の仕上げは定番商品「霞野」の合組に使用しましょう。

 

狭山茶専門店 備前屋 清水敬一郎