紅茶『茜(あかね)』用 荒茶

今年度産 紅茶用の荒茶が入荷しました。

製造者は入間市上谷ヶ貫の増岡伸一氏。茶産地狭山において紅茶製造の第一人者・・・ もちろん質・量 両面においてです。

 

外観

今年の夏芽は空梅雨と高温の影響で紅茶の製造にふさわしい天候となり、良質な製品が完成しました。彼の製法で最大の特徴は煎茶用製茶ラインを使用している事・・・ 均一な荒茶の量産を可能にしています。このシーズン、紅茶用に 2,000kgほどの生茶葉を取り扱うのだとか! 品種は「さやまかおり」・・・ 狭山茶らしからぬ苦渋味を持ち、不人気この上ない煎茶用品種。ところが、この「鬼娘」が紅茶になると華やかなアイドルに変身します。

 

水色

初めて紅茶の製造を依頼したのは20年以上も前のこと。それ以来、絶えることなく紅茶に取組んできた増岡氏ゆえ、今年度産の荒茶にもさらなる改良が加えられている事でしょう。いつもながら紅色の水色が美しく、ゴールデンリングがくっきりとしています。そして味は少々とがった印象・・・ これは製茶直後のためでしょうか? 萎凋工程を施した茶は出来立てより間を取った方が味も香りも鮮やかになります。しばらくの間、荒茶のまま休息してもらいましょう。

 

狭山茶専門店 備前屋 清水敬一郎