ふくみどり白茶

十日間にわたる野木園手摘みは白茶の製造をもって終了しました。

4年前より挑戦を始め、昨年「白瑠 (はる)」として商品化した白茶、今年も製茶の機会に恵まれました。

 

【萎凋工程】

摘採は五月六日 初夏らしい好天気のもと、一芯二葉摘み「ふくみどり」9kgの生茶葉を摘採。午前10:30より萎凋を開始しました。ところが8・9日と降雨低温の日が続き、萎凋工程は足掛け4日間に及び、なんと80時間もの時間を費やすことになろうとは!

 

【白茶外観】

もちろん私にとって最長萎凋時間であり、水分喪失は73%・・・ これまたレコードの更新です。幸い生茶葉は緑色を良く留めており、なかなかの外観・・・ 低温の恩恵でしょうか?

 

【白茶水色】

あわい淡い水色には、鮮烈ながらも気品のある萎凋香と、いつまでも口中に響く あまい甘い余韻が溶け込んでいます。醗酵系の茶とは全くちがう香味・・・ 長時間に及ぶ屋内萎凋の賜物です。

 

【茶殻】

一切の揉み工程を伴わない製茶法は 抽出後の茶葉を、あたかも茶園にあったかの状態に戻します。全く葉切れのない姿は愛おしいほど・・・ ある意味、煎茶から最も遠い存在の茶かもしれません。

 

狭山茶専門店 備前屋 清水敬一郎