’18 台湾研修 part1 ~ 烏龍茶

2018年 台湾春茶が始まりました。

台湾桃園 長生製茶廠での春茶研修、今回で5年連続となります。例年は三月中から始まるのに、今年は四月にずれ込みました。

 

【青心ターパン 新芽】

「東方美人」で有名なこの品種。早生のうえ、釜炒り製緑茶にも烏龍茶にも向く万能選手。主人の林文経先生の大好きな品種です。

 

【摘採】

落合刃物製 乗用型摘採機を台湾で いち早く導入した林和春氏。茶刈りはほんの20分間ほどで終了。

 

【日光萎凋】

烏龍茶製造に必要不可欠な工程。摘採時間が午後2時と遅めだったためか、晴天にもかかわらず、1時間以上を費やしました。

 

【生茶葉】

醗酵工程終了時の状況・・・ 葉肉の厚いこの品種が、ここまで萎れました。青みのある臭いが消え、甘い香りが漂います。

 

【殺青工程】午後11時、製茶開始! 

 

【揉捻工程】

2台の殺青機で処理された炒り葉を次々と揉捻。揉捻板からは水蒸気が立ち昇ります。

 

【荒茶】一次乾燥が終了し、乾燥機から排出される荒茶。

 

【団揉工程】

翌日 荒茶を布に包み、最後の揉み工程が始まります。これにより球状、あるいは半球状の台湾烏龍茶固有の形状が完成です。

 

【仕上り】

口中に残る渋味がなく、甘い香り・・・ できたての烏龍茶。今年も春茶を現地で味わうことができました。今年の春茶は三年連続の減収ながら、品質は良好との事・・・ 実感です。

 

狭山茶専門店 備前屋 清水敬一郎