新植!「おくむさし」

三年越しの夢が 第一歩を踏み出しました。

苗木を依頼してから足掛け四年、茶農林26号「おくむさし」を新植しました。

 

【おくむさし苗木】

この品種を選別・登録した狭山ではほぼ絶滅危惧種。導入を思い立ち苗木を依頼したものの、埼玉県茶業研究所でも穂木が手配できず、ずっと ずっと 待っていた苗木です。

 

【根の剪定】根が二段になっているものを調整・・・ もちろん活着率向上のため。

 

【新植作業】

二年生の苗で幹も根も大きく生長しているため、マルチの穴に正確に植えるのは結構手間のかかる作業です。

 

【作業風景】

備前屋の野木園(手摘み専用自然仕立て茶園)は200a。全て「やぶきた」種だったものが、5年前「ゆめわかば」を導入して以来「ふくみどり」「みなみさやか」とバラエティーに富んできました。目的は釜炒り製法と萎凋香の追求です。「やぶきた」はついに5割を割り込みました。

 

【作業終了】

水分の蒸散をおさえ 活着を促すため、苗木の上部を刈りこんで作業終了。今日の新植作業は明日の降雨予報ゆえ・・・ 春彼岸最中に雨が降って以来好天続きで、茶園はすっかり乾いていました。先ほどから屋外では雨音が・・・ 予報的中で 気分良く眠りにつけそう・・・ 3年後の初摘みの夢でも見ますか。

 

狭山茶専門店 備前屋 清水敬一郎