古都の喫茶室part2 〜 京都

千年の都 京都。インバウンド向けだけではなく、伝統的で かつ新たな喫茶スペースが創り出されていました。

関西に残る建築物「町屋」。ここ十年くらいでしょうか、そんな町屋を再生した飲食処が登場し、繁華街から離れているにもかかわらず、人気を博しています。

 

ISO茶房

金閣寺の近くにある中国茶館。町屋づくりの建物にエンジ色の暖簾がかかっていました。焦げ茶色のエンビ製 樋が懐かしい。

 

紅    茶

メニューはすごいボリュームです。緑茶・青茶・紅茶・白茶・黒茶・黄茶・花茶 全てがラインアップされ、台湾製もそろっていました。オーダーしたのは大陸の紅茶。ガラス製のティーポット・茶海、滋器の茶杯と聞香杯、そしてステンレス製のポットでサーブされました。

 

京都茶寮

京都駅ビル2Fにある、丸久小山園経営の店舗。抹茶だけでなく、玉露、煎茶、焙茶も楽しめる日本茶専門喫茶です。せっかくの京都なので、玉露と「ひまわり」という生菓子を注文。白磁の宝品・湯冷まし、辻和金網製の銅茶漉し、そしてポットにはすでに冷ました湯が用意されていました。もちろん焙茶には熱湯のポットが提供されます。

 

淹れ方と菓子のしおり

茶と淹れ方の説明と菓子の紹介が添えてありました。もちろん他国語用も用意されているのでしょう。安心して喫茶が楽しむ事ができるというものです。ただし、滞在時間が長くなりそう。

 

一煎目後の茶葉

八月の週末午後ということで、店は満員。ウェイティング状態で、着席まで15分くらいかかりました。茶があり、菓子があり、湯の用意まである。京都駅という雑踏の只中にいることを忘れてしまいそう・・・ 茶の話に花が咲き、結局一時間半ほど喫茶を楽しみました。

 

狭山茶専門店 備前屋 清水敬一郎