京焼き窯元 平安清昌氏の工房

京都を代表する工芸品で、茶器としても名にし負う清水焼。薄手で肌理の細かい生地に鮮やかな色彩を施した器は最適な煎茶道具です。

この度の上洛では、平安清昌こと 加藤さんの工房を見学するチャンスをいただきました。清水焼=京焼きと言うくらいだから、京都市内で製造しているのだろうとは思っていたけれど、工房は東山の麓にありました。

 

モノトーン調の作業場

清水焼の華やかな彩色とは対照的な工房内の様子。中央の「ろくろ」と左脇の土入れ容器が印象的。

 

宝  瓶

製作中の宝瓶達。小さな注ぎ口が いかにも京焼きらしい風情・・・ よだれが出そう。聴けば、茶漉し穴にも定まったルールがあるのだそうです。

 

仕掛り品

棚には、仕掛品がズラッと並んでいます。後ろ手の急須、横手急須、蓋碗、湯冷ましetc.・・・ 清昌さんは 茶(特に煎茶)に特化した製品を創り出しているとうかがいました。

 

湯飲み茶碗

こんなにシュリンクするんだ・・・ 完成品と半製品が並んでいる様子も工房ならではの景色。茶を引き立てる器を ということで、色彩の研究と絵付け技術の習得に力を注いでいるそうです。

 

工房の入口

簾と木枠のガラス戸が京都らしい・・・ 左は紹介者の山内さん、中央が加藤清昌さん。

 

 

煎茶碗

直径65mm × 高さ45mm 可愛らしい茶碗。酒造組合主催展覧会での受賞作品ゆえ、本来は酒器なのでしょうか?  紺地に銀彩を施した外側。幾何学的凸文様のあるアイボリー調の内面。台湾・中国の茶器に比べ、形状にしても 色使いにしても、いかにも「和」を感じさせます。

アイボリーに、水色の淡いパステル グリーンが映えそう・・・ 特に濁りが少なく、透明度の高いものが・・・ 内面の幾何学文様を楽しむなら、醗酵系の茶にも寛容かもしれません。

 

狭山茶専門店 備前屋 清水敬一郎